弊社で製造する金仏壇の特徴
1.素材へのこだわり
木材は国産の青森ヒバを中心に使用しています。青森ヒバは湿気に強く殺菌性も高いためにお仏壇の材料に最適です。
長期乾燥させることでヒバの特性を充分に活かしたお仏壇に仕上がっています。
当社で使用する木材は長期乾燥(約5年~10年)をしていますので、木材の膨張や割れ・反り・曲りなどを防ぎ、ご購入から長い間安心してご使用いただけます。
先祖を敬い、家宝となるお仏壇だからこそ材質にこだわり、お客様に納得いただけるよう日夜努力しております。
◎木材の乾燥について
木材は水分を大量に含む材料です。放っておくと緩やかに自然に乾燥していきますが、その際に膨張や収縮、寸法の狂い、割れ・ヒビ等が発生します。充分に乾燥していない木材を使用すると先の症状が現れ、傾いてしまったり、扉の開け閉めがきつくなったり、割れやヒビが入ったりします。それを防ぐために木材の乾燥を行います。
2.自 社 製 造
木材の仕入れから商品になるまですべて自社で加工しています。細かな仕様変更やご購入後の相談、アフターケアにも迅速に対応いたします。
- 1.木材の乾燥
- 木材は乾燥が最も重要です。当社では、青森ヒバを中心とした国産素地を長期乾燥させることにより、膨張や割れ・反り・曲りなどが非常に生じにくくなっています。
- 2.木材の加工
- 適度に乾燥させた木材を使用部材ごとに大まかな寸法で切り出し、それぞれ加工します。
- 3.下地、研磨
- 木材に塗料を吹き付け、塗装面を平らに研磨します。塗装、研磨を何度も繰り返し下地を完成させます。
- 4.中塗り、研磨
- 下地同様に塗装、研磨を何度も繰り返し、上塗りの準備を行います。上塗りをきれいに仕上げるには欠かせない作業です。
- 5.上塗り
- 下地、中塗りを施した後に漆を使った上塗りを行います。塗りムラやほこりなどに細心の注意をはかり塗っていきます。また、漆を乾かすには適度の温度と湿度を保たなければならないため、塗り師には長年の経験で培った技術と勘が必要になります。
- 6.金箔貼り
- 塗りあがったものに漆を接着剤にして、金箔を張り付けていきます。非常に薄い金箔を張り付けていく作業は、高度な技術と経験が必要とされます。金箔の貼り付けには「艶出し」・「艶消し」という手法があり、使い分けによって華やかさが違ってきます。
- 7.蒔絵書き
- お仏壇に華やかさを加えるため、扉・障子・引出などに蒔絵を描いていきます。高度な技術はもちろん、職人のセンスが問われる作業です。
- 8.組み立て
- お仏壇の外側を飾り付ける外金具、内側を飾り付ける内金具の取り付けから始まります。扉の開閉、歪みやガタ付き、全体のバランスに注意しながら組み立てていきます。
- 9.完成
- 完成です。